2020年12月24日木曜日

ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(1)~骨子

 ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(1)~骨子


【はじめに】

私が使っているこの「私的定形(仮)」は、

2連鎖目が消えた後に落ちてくる餌の塊で

「多頭食い」を狙うことを意識した形です。


完成すれば確実に「多頭食い」が3連鎖目に起こるため、

とても強力な攻撃が望めます。


詳しい形は後々解説するとして、

まずはその骨子となる連鎖を紹介します。


【がいよう】

■骨子の「多頭食い」
~餌を待ち構える大量の動物達

■骨子の3連鎖
~下発火で「多頭食い」に繋げる


【ほんぺん】

■骨子の「多頭食い」
~餌を待ち構える大量の動物達

まずはこちらの図を見てみましょう。

待ち構える兎達の図

バナナの周りに大量のが群がり、

人参が落ちてくるのを待ち構えています。


ここからバナナが消えると……

が一斉に人参の塊へ喰らいつきます。

これが「私的定形(仮)」で狙う「多頭食い」です。

狙いの「多頭食い」

※補足

もちろん、1種類の動物ブロックが

こんなに多く来ることは現実的にあり得ません。

重要なのは、

この図と同じ位置に置かれたものは「多頭食い」になるという事です。


■骨子の3連鎖
~下発火で「多頭食い」に繋げる

次はこちらの図を見てみましょう。

完全包囲されたバナナの図

バナナと同じ高さまでびっちりと

が待ち構えています。

このままでは、バナナに触れることができず

バナナを消すことができません。


失敗?そうではありません。


この位置にを置いて

の下にあるで発火すると……

2連鎖目にバナナが消え、

3連鎖目に先程のの「多頭食い」が発生します。



何も知らずにこの形を見ると、

鶴亀のようで難しそうに見えるかもしれません。

しかし、やっていることは

もっといえば

この形(階段)を作って発火するだけです。

ポイントは、バナナより1段高い位置にを置くことです。

それさえできれば、あとは

の下で何か(ここでは)を消せば、

バナナと同じ高さになるので

上手いことバナナが消えてくれます。

どこで発火しても一緒

の下で発火する

落ちてきたバナナが消える

の「多頭食い」が起きる

この3連鎖こそが「私的定形(仮)」の骨子となる連鎖です。

[骨子の3連鎖]


【おわりに】

「私的定形(仮)」の主な狙いはこんな感じです。

これを踏まえて、次回からは

「私的定形(仮)」の基本形とその組み方を紹介して行きます。


今回はここまでです。


前:ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(予告)

次:ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(2)~基本形


2020年12月17日木曜日

ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(予告)

【予告】

ばくアニは、どの方向に何個でも

餌ブロックを繋げることができる

非常に自由度の高いパズルゲームです。


しかし、自由すぎるが故に

・どんな形を目指せば良いか見えてこない

・初手から何をすれば良いか分からない

と悩まされます。


テトリスの開幕パフェやDT砲、

ぷよぷよのデスタワーやGTR等々、

定形や定跡といったものがあれば

それを目標にできます。

しかし、現状ばくアニに於いて

そのようなものは皆無です。


そこで、

定形や定跡になるかは分かりませんが

私が個人的に目指している

とある形、及び手順を

「私的定形(仮)」として紹介して行きたいと思います。


長くなりそうなので何回かに分けて投稿する予定です。



次:ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(1)~骨子


2020年12月13日日曜日

ばくアニ解説:「多頭食いの作り方」編

 ばくアニ解説:「多頭食いの作り方」編


【はじめに】

ばくアニでは、「多頭食い」を狙えるかどうかで大きく変わります。

「多頭食い」を起こすことができれば爆発的に攻撃力が上がるので、

これを狙えると非常に効率良く致死連鎖を構築できます。

まさに必須技術といって過言ではないでしょう。


しかし、「多頭食い」を狙おうにも

・具体的な形が思い付かない

・形は思い付いたが現実的に作りづらい

このような理由から「多頭食い」は難しいと考える人が多いと思います。


今回は、どのように「多頭食い」を作れば良いか軽く説明しつつ、

オススメの形を紹介します。


【がいよう】

■多頭食いのコツ

~多頭食いが確定する形を作る


■2頭食い(1):餌が落ちてくる形

~比較的狙いやすい

-1.挟み込み系(動物と餌が縦に接触)

-2.階段系(動物と餌が横に接触)

-3.カギ系(縦横複合)

-補足.動物が離れていると……


■2頭食い(2):動物が落ちてくる形

~比較的難しい

-1.挟み込み系(動物と餌が縦に接触)

-2.階段系(動物と餌が横に接触)

-3.カギ系(縦横複合)

-補足.極端な話……



【ほんぺん】

■多頭食いのコツ

~多頭食いが確定する形を作る

「多頭食い」を起こすために必要なブロックの数は

それほど多くありません。


たとえば「2頭食い」の場合、

同色ブロックは動物2個と餌1~2個さえあれば充分可能です。

連鎖を起こすために別の色のブロックも必要になりますが、

これも「多頭食い」を狙う動物と餌の間を埋めるだけなので

精々動物1個と餌1~2個でこと足ります。


大事なのは、各ブロックの位置関係です。


このあと紹介する基本の形と同じようにブロックを積めば、

ひとまず「多頭食い」を起こせます。


そして、

「多頭食い」が起きる基本の形を一度作ってしまえば、

そこに餌や動物を付け足しても

元の「多頭食い」の形が崩ることは(滅多に)ありません。

対戦では

序盤からいち早く「多頭食い」を確定させる(基本の形を作る)

後からその「多頭食い」に付け足す

という流れが非常に有力です。


そこで、ここからは「多頭食い」のなかでも

使用ブロックが最小で使用頻度が高い

「2頭食い」が確定する形を紹介して行きます。


■2頭食い(1):餌が落ちてくる形

~比較的狙いやすい

ばくアニでは一般的に

動物を下に、餌を上にすると組みやすいです。

「多頭食い」を狙う際も

多頭食いが起きやすい位置に動物を構える

多頭食いが起きるように餌を落とす

という順に組むとやりやすいです。


-1.挟み込み系(動物と餌が縦に接触)

まずは挟み込み系

動物の真上に餌が落ちてきて、動物と餌が縦に接触する形です。


≪その①≫

基本の形はこれです。

[基本の形]

効率の良さ:☆☆☆

分かり易さ:☆☆☆☆

オススメ度:☆☆☆


動物を2個横に並べ、その上に餌が2個落ちてくれば

「2頭食い」になります。

2連鎖、3連鎖

餌が2個以上必要ですが直感的に分かりやすい形です。


-2.階段系(動物と餌が横に接触)

次は階段系

動物の真横に餌が落ちてきて、動物と餌が横に接触する形です。


≪その②≫

基本の形はこれです。

[基本の形]

効率の良さ:☆☆☆

分かり易さ:☆☆☆

オススメ度:☆☆☆


動物を2個縦に並べ、その横に餌が2個落ちてくれば

「2頭食い」になります。

2連鎖、3連鎖

こちらも、餌が2個以上必要ですが直感的に分かりやすい形です。


なお、餌がきちんと両方の動物の隣に落ちてこないと、

「多頭食い」になりません。

特に、餌が1段しか落ちないことで「1頭食い」になってしまうのは

よくある失敗です。

[失敗図]


≪その③≫

階段系で「多頭食い」を起こす方法ですが、

このような形もあります。


基本の形はこれです。

[基本の形]

効率の良さ:☆☆☆☆

分かり易さ:☆☆☆

オススメ度:☆☆☆☆


1列空けて動物を左右に置き、その間に餌が落ちてくることで

「2頭食い」になります。

2連鎖、3連鎖

やや特殊な形なので使うには慣れが必要ですが、

同色の餌1個から多頭食いになるので効率はとても良いです。

オススメしたい形のひとつです。


-3.カギ系(縦横複合)

動物と餌を縦、横それぞれ接触させることで

非常に効率の良い形になります。


≪その④≫

基本の形はこれです。

[基本の形]

効率の良さ:☆☆☆☆☆

分かり易さ:☆☆☆

オススメ度:☆☆☆☆☆


動物を2個斜めに並べ、その隙間に餌が落ちてくれば

「2頭食い」になります。

2連鎖、3連鎖

餌1個から多頭食いになるうえ、

動物と餌の隙間に必要なブロックも1個だけで充分と、

非常に効率が良いです。

最もオススメしたい形です。


-補足.動物が離れていると……

動物同士の位置が離れている場合、

そのぶん餌が多く必要になります。

①~④から動物を遠ざけた場合

離れていれば離れているほど必要な餌の数が増えてしまうので、

「多頭食い」の形を完成させるまで時間がかかってしまいます。

「多頭食い」(特に「3頭食い」以上)を狙う際は、

なるべく動物同士を近くに並べましょう。


■2頭食い(2):動物が落ちてくる形

~比較的難しい

餌が下、動物が上の組み方は比較的難しく、

あまり積極的には狙いたくないです。

しかし、

・動物より先に餌が来てしまった

・良い感じの餌の塊ができた

といった場合には、

動物を上から落として多頭食いにすることもあります。


-1.挟み込み系(動物と餌が縦に接触)

まずは挟み込み系

餌の上に動物が落ちてきて、動物と餌が縦に接触する形です。


≪その⑤≫

基本の形はこれです。

[基本の形]

効率の良さ:☆☆☆

分かり易さ:☆☆☆

オススメ度:☆☆☆


2個以上横に並んだ餌の上に、動物が2個同時に落ちてくれば

「2頭食い」になります。

2連鎖、3連鎖

動物が下の場合と似たような感覚です。


-2.階段系(動物と餌が横に接触)

次は階段系

餌の真横に動物が落ちてきて、動物と餌が横に接触する形です。


≪その⑥≫

基本の形はこれです。

[基本の形]

効率の良さ:☆☆☆

分かり易さ:☆☆

オススメ度:☆☆☆


2個以上縦に並んだ餌の横に、動物が2個同時に落ちてくれば

「2頭食い」になります。

2連鎖、3連鎖

両方の動物がきちんと餌の隣に落ちるよう

落下段数に気をつけないといけません。

餌が落ちてくる形でも

1段しか落ちないことで「1頭食い」になってしまう

などといった失敗はよくありますが、

動物が落ちてくる形は更に注意が必要です。


特に、このように落下しすぎて動物が餌の横を通りすぎてしまうのは、

動物が落ちてくる形ならではの失敗です。

[失敗図]


-3.カギ系(縦横複合)

動物と餌を縦、横それぞれ接触させます。

動物が下の場合は非常に効率が良い形でしたが、

動物が上の場合はそうでもありません。


≪その⑦≫

基本の形はこれです。

[基本の形]

効率の良さ:☆☆☆

分かり易さ:☆

オススメ度:☆☆


同色の餌が1個で可能なのは変わりませんが、

動物と餌の隙間を埋めるブロックが

挟み込み系、階段系以上に必要です。

2連鎖、3連鎖

使い所は、

挟み込み系を狙っているときに

挟み込みだけでは動物を置く場所がない、

という場合でしょうか。


実質、挟み込み系の亜種という感じです。


-補足.極端な話……

極端なことをいうと、動物が落ちてくる形というのは

このような形から

・動物ブロックが2個あれば「2頭食い」

・動物ブロックが3個あれば「3頭食い」

になる、というだけの話だったりします。

(2頭食い)


(3頭食い)

一応、餌が落ちてくる形と同様に

動物同士が近いほど必要ブロック数は少なくなります。

しかし、これを狙うような状況では

既に大量の餌ブロックを置いた後、という事が多いです。

そのため、

動物が落ちてくる形では、動物ブロックを置く場所に関しては

餌の塊に同時に接触できれば何でも良いといえます。

動物同士の距離に囚われすぎず

「多頭食い」になる場所を見極めましょう。


【おわりに】

色々と紹介しましたが、とにかくオススメは

動物を下に構えるカギ系のこれです。

※再掲:その④[基本の形]

「多頭食い」が上手く作れない!という人は、

まずは動物2頭でこの形を作ることを意識してみましょう。


(以上)


2020年12月5日土曜日

ばくアニ解説:「多頭食いのすすめ」編

ばくアニ解説:「多頭食いのすすめ」編

 

【はじめに】

本当は、私がよく使っているオススメの形を最初から紹介する予定でした。

しかし、その前にどうしても説明したいことがありましたので、

こちらを急遽作成しました。


そのどうしても説明したいことというのは

「多頭食い」についてです。


知っている人にとっては当たり前の話かもしれませんが、

いまいちピンと来ない人も多いかと思いますので、

改めて説明させて頂きます。


 

【がいよう】

■ばくアニの計算式

~「連鎖数」「餌の数(+1)」「動物の数」の値が近いと強力


■増やしやすさの違い

~「動物の数」は非常に増やしづらい


■実戦で心掛けること

~動物は全て使いきり、同じ動物が来たら「多頭食い」にする


 

【ほんぺん】

■ばくアニの計算式

~「連鎖数」「餌の数(+1)」「動物の数」の値が近いと強力

ばくアニの計算式はとても単純です。

動物が餌を食べたときの攻撃量は

連鎖数」×「餌の数(+1)」×「動物の数

となっており、

この値が大きいほど強力な攻撃になります。

このとき、3つの数を掛け合わせるので

特定の1つ、2つだけが大きくて他が小さい場合より、

3つの数が同じくらいの場合の方が

大きな値になります。

例:a+b+c=10

(a,b,c)=(7,2,1)…abc=14

(a,b,c)=(5,4,1)…abc=20

(a,b,c)=(5,3,2)…abc=30

(a,b,c)=(4,3,3)…abc=36


つまり、ばくアニで強力な攻撃をするためには

なるべく多くのブロックを消しつつ

連鎖数」「餌の数(+1)」「動物の数

この3つの値が近いと理想的です。


 

■増やしやすさの違い

~「動物の数」は非常に増やしづらい

とはいうものの、これらの増やしやすさは全然違います。


実際に遊んでみると分かると思いますが、

餌の数」はとても増やしやすく、

動物の数」はとても増やしづらいです。

例:「×4」扱いになる消し方の難易度比較

4連鎖目に消す ←やや難しい

餌を3個消す ←とても簡単

4頭食いをする ←とても難しい

これは上手に組めるかどうかという以前の話で、

単純に、必要なブロックが来る確率の問題なのです。


餌と動物が来る確率は「3:1」なので、

餌はすぐ来ますが、動物はなかなか来ません。

そのため、動物を必要とする「連鎖数」や「動物の数」は

餌の数」と比べると増やしづらいです。


そのうえ、「動物の数」を増やすためには

4色のうち同じ色の動物が来なければいけません。

連鎖数」を増やすのはやや難しいですが、

動物の数」を増やすのは

それよりも遥かに難しいのです。


 

■実戦で心掛けること

~動物は全て使いきり、同じ動物が来たら「多頭食い」にする

強力な攻撃をするためには

連鎖数」「餌の数(+1)」「動物の数

この3つの値が近いと理想的でした。


つまり、

餌の数」より「連鎖数」や「動物の数」を

連鎖数」より「動物の数」を

増やすよう心掛けると

この3つの値が近くなり、強力な攻撃になるのです。


具体的にいうと、実戦では

・動物ブロックが来た場合

連鎖数」や「動物の数」を増やせるので

必ず全て使いきる


・同じ動物ブロックが複数来た場合

 なるべく「連鎖数」ではなく

動物の数」を増やす(「多頭食い」をする)ために使う

 

ということを心掛けて連鎖を組みましょう。


 

【おわりに】

「多頭食い」が決まると「動物の数」が増え、

攻撃力が一気に跳ね上がります。


慣れないうちはなかなか上手く組めないかもしれませんが、

同じ動物ブロックが複数来たときは

積極的に「多頭食い」を狙ってみましょう。


これを狙ってできるようになると楽しいので、

今まで特に「多頭食い」を意識していなかった人は

ぜひ試してみてください。


(以上)


ばくアニ関連リンク

ぴーまにWiki(ばくばくアニマル)

ばくアニ初心者はまずこれを見ましょう。

「PUZZLE MANIA」(通称:ぴーまに)というパズルゲーム大会の

種目を紹介するページのひとつなのですが、

おそらく世界一ばくアニのことがよくまとまっています。

ばくアニの基本的なことが殆ど網羅されており、

これさえ見れば「完全に理解した」といえるでしょう。


ばくばくアニマル連鎖シミュレータ

ばくアニのフィールドを自由に作成、編集できるシミュレータです。

気になった形があればこれを使って

どのような消え方をするか、攻撃ブロック数は幾つになるか、

あれこれ試してみると良いでしょう。

フィールドのセーブ&ロードや画像出力機能等もあり、

日頃から大変お世話になっています。


Q.「ばくばくアニマル」(ばくアニ)ってどんなゲーム?

A.こういうゲームです。





ブログありました

以前作成したきり行方不明になっていたブログを発掘しました。
特に有用な記事は無かったので、一旦きれいに全消しして再利用したいと思います。