ばくアニ解説:階段と挟み込み
【はじめに】
連鎖の構成要素には
階段と挟み込みの2種類があります。
連結の自由度が高いばくアニでは
色々面白い形の連鎖もできますが、
どのような形の連鎖であっても
連鎖が起こるときは必ず
階段か挟み込みの要素が含まれています。
(両方含まれる場合もあります)
今回は階段と挟み込みの特徴を紹介、比較しつつ
それぞれの使いどころや扱い方についてまで
踏み込みます。
【がいよう】
■階段と挟み込みの特徴
~左右に接触する階段、上下に接触する挟み込み
■階段と挟み込みの比較
~様々な観点から評価
-1.空間消費(左右)…○挟み込み
-2.空間消費(上下)…○階段
-3.空間消費(「多頭食い」の場合)…評価逆転
-4.生成される段差の大きさ…○挟み込み
-5.発火点の選択肢…○階段
-6.発火点の高さ…○挟み込み
-7.まとめ
■長所を活かし短所を抑える①
~階段と挟み込みを使い分ける
■長所を活かし短所を抑える②
~連鎖全体でケアする
【ほんぺん】
■階段と挟み込みの特徴
~左右に接触する階段、上下に接触する挟み込み
階段、挟み込みは
それぞれ下記のような連鎖です。
[階段]
段差のずれを利用する連鎖です。
段差のずれが解消されると
餌と動物が左右に並んで消えます。
[挟み込み]
別の色のブロックを間に挟み込んで作る連鎖です。
間に挟まったブロックが消えると
餌と動物が上下に並んで消えます。
ざっくりいうと
左右に接触するのが階段、
上下に接触するのが挟み込みです。
■階段と挟み込みの比較
~様々な観点から評価
ここからは、階段と挟み込みを
様々な観点からそれぞれ評価し、
性能を比較して行きます。
-1.空間消費(左右)…○挟み込み
左右方向に空間を消費し過ぎると、
特に発火点周りの余裕が無くなりやすいです。
[階段]
餌と動物が左右に並ぶため、必ず2列以上消費します。
いたずらに作り過ぎると
左右の空間的余裕が無くなって窮屈になります。
[挟み込み]
餌と動物が上下に並ぶため、1列で完結できます。
これにより、左右方向の消費を抑えられます。
-2.空間消費(上下)…○階段
左右方向に比べると余裕はありますが
上下方向の空間的余裕も無限ではありません。
[階段]
余程やりすぎない限り
上下方向で窮屈になることは少ないです。
[挟み込み]
ブロックが1列に集中する都合上、
上下方向の消費が激しくなりがちです。
やり過ぎて上にブロックを置く場所が無い!
ということが起きないよう気をつけましょう。
-3.空間消費(「多頭食い」の場合)…評価逆転
「多頭食い」を狙う場合、階段と挟み込みで
空間の使い方が逆転します。
[階段]
「多頭食い」は基本的に
動物を縦に並べて作るため、
上下方向の消費がやや大きくなります。
その代わり、左右方向の消費は据え置きです。
[挟み込み]
「多頭食い」は基本的に
動物を横に並べて作るため、
左右方向の消費が大きくなります。
その代わり、上下方向の消費は据え置きです。
-4.生成される段差の大きさ…○挟み込み
大きな段差ができると、
それを起点にして連鎖や「多頭食い」を
狙えるようになります。
[階段]
餌と動物が縦に並ばないため、
接触後も段差の大きさは
餌、動物の各ブロック数そのままです。
最小の1-1階段では
段差が全然生じません。
[挟み込み]
餌と動物が縦に並ぶため、
段差の大きさは
餌、動物の各ブロック数の合計になります。
仮に各ブロック数が最小(餌と動物が1個ずつ)でも
2段の段差は保証されるので、
起点として最低限の役割を果たせます。
-5.発火点の選択肢…○階段
発火点が複数あれば、
ブロックの偏りに翻弄されることも
少なくなります。
偏りの激しいばくアニというゲームでは
非常に重要なポイントです。
[階段]
普通は発火点と連鎖のブロックが
隣接していますが、
階段ではそれ以外にも、
隣接していないブロックで発火する
鶴亀という手段があります。
これによって、複数の発火が可能になります。
これが階段最大の長所です。
※ただし、最下段では鶴亀ができないため
この長所を活かすことができません。
[挟み込み]
発火点は間に挟んだブロックただ1点のみです。
それを消すためのブロックが来なければ、
永遠に発火できません。
これが挟み込み最大の短所です。
-6.発火点の高さ…○挟み込み
発火点が高い位置にあると、
下の方に連鎖や連結や「多頭食い」などを仕込む
(潜り込ませる)空間的余裕ができます。
また、相手から小さな攻撃を受けても
発火点を埋められず潰されにくくなります。
[階段]
発火点が高い位置にあれば
強力な鶴亀を狙えるものの、
階段という要素そのものに
発火点を高くする性質はありません。
[挟み込み]
挟まれたブロックが発火点なので
必ず2段目以上に発火点ができます。
挟み込みという要素そのものに
発火点を高くする性質があります。
-7.まとめ
[階段]
長所:
・(「多頭食い」の場合)左右方向の空間消費を抑えられる
・隣接していないブロックでも発火できる(鶴亀)
短所:
・大きな段差を作るのに手間がかかる
・基本的に発火点が高くならない
[挟み込み]
長所:
・少ないブロックで大きな段差を用意できる
・発火点が高くなる
短所:
・(「多頭食い」の場合)左右方向の空間消費を避けられない
・挟んだブロック以外に発火点が無い
■長所を活かし短所を抑える①
~階段と挟み込みを使い分ける
ここまで解説したように、階段と挟み込みには
それぞれ長所と短所があります。
実際に連鎖を組む際は、
長所を活かし短所を抑えるように
使いどころを考えて、
階段と挟み込みを使い分けましょう。
例:初手周り、最下段
[階段]
最下段では鶴亀という持ち味を
活かすことができず、
また大きな段差を作れるかどうかも
ブロックの偏り次第になります。
良い塩梅に偏った場合は、
餌を縦長に積み上げて
狙ってみるのもありです。
[挟み込み]
簡単に大きな段差と高い発火点を
作ることができます。
序盤の起点作りを手っ取り早く済ませたいなら
もってこいです。
例:発火点
[階段]
鶴亀が猛威を振るいます。
高い位置に1段ずれの階段を用意して
下のブロック全てを発火点にするのは
単純にして超強力です。
[挟み込み]
基本的には間に挟んだブロックを消さないと
発火できないため、
発火点にはあまり向いていません。
階段か、挟み込みか、
なるべく目的に合った連鎖を選択して
持ち味を活かせるよう組んで行きましょう。
■長所を活かし短所を抑える②
~連鎖全体でケアする
階段と挟み込みの各短所を補う方法は、
使い分け以外にもあります。
連鎖全体で弱点を克服するように
意識して組んで行きましょう。
例:
左右方向の消費が大きいと発火が窮屈になる
┗階段を左右に沢山並べ過ぎないようにする
・挟み込みを交えて左右方向の消費を抑える
・上下方向に連鎖を伸ばす
・「多頭食い」で火力を上げて連鎖数を減らす
例:
上下方向に伸ばし過ぎると上に何も置けなくなる
┣上下に伸ばし過ぎないようにする
┃・挟み込みの入れ子(ハンバーガー)を控える
┃・邪魔にならない範囲で左右方向に伸ばす
┗上に何も置かなくて良い連鎖にする
・限界まで伸ばす代わりに完全致死にする
何を重要視するかは人それぞれですし、
対処法も一つだけではありません。
自分のプレイスタイルに合った選択で
連鎖を組んで行きましょう。
【おわりに】
今回は連鎖の構成要素である
階段と挟み込みについて解説しました。
各特徴を理解すれば、
自然と隙が少ない形を目指しつつ
強力な連鎖を組めるようになると思います。
また、今回解説した内容を頭に入れつつ
色々気付くことがあるかもしれません。
是非あれこれ考えてみて下さい。
今回はここまでです。
(以上)
0 件のコメント:
コメントを投稿