2021年5月30日日曜日

ばくアニ解説:「階段積み」編(1)~基本と特徴

ばくアニ解説:「階段積み」編(1)~基本と特徴


【はじめに】

「階段積み」という連鎖法があります。

ぷよぷよを始めとして

多くの落ちものパズルゲームで使われる

非常に有名な定型連鎖法です。

ばくばくアニマルに於いても

「階段積み」を愛用しているプレイヤーは多く、

実用性は充分といえるでしょう。


そんな「階段積み」に関するあれこれを

数回に分けて紹介・解説して行きたいと思います。

今回は「階段積み」の基本形と

その特徴を解説します。


【がいよう】

■ばくアニの「階段積み」
~餌と動物を上下に分ける
■必要なブロックの数
~餌が動物以上あれば何個でも
■餌の連結
~火力向上に欠かせない
■「多頭食い」の狙い方
~縦長の形と大きな段差
■「階段積み」応用
~全ての段差を利用した連鎖
■「階段積み」の発火点
~工夫次第では窮屈さを軽減できる


【ほんぺん】

■ばくアニの「階段積み」
~餌と動物を上下に分ける

まずはばくアニの「階段積み」を紹介します。

ぷよぷよ等と同じように

同色ブロックの塊を1列ずらしで上下に配置し、

階段連鎖を次々に起こします。

ただし、ばくアニでは

同色の動物と餌が隣接すると消えます。

そのため、各階段連鎖は

・下に餌の塊-上に動物の塊

・下に動物の塊-上に餌の塊

何れかの形になります。

どちらの形を使っても構いませんし、

両方の形の階段連鎖を組み合わせて

「階段積み」を作ることも可能です。

これが「階段積み」の基本形です。


■必要なブロックの数
~餌が動物以上あれば何個でも

ばくアニでは

ブロックが消える条件に個数は関係無いため、

動物1個-餌1個から階段連鎖が可能です。

また、動物だけ、餌だけでは何連結させても消えないため、

ぷよぷよ等では不可能な

大連結を保持しておくことも可能です。

ただし、動物より餌が少ないと

餌を食べ損ねる動物が出てしまうので注意しましょう。

餌が動物以上あれば、

動物と餌が何個あってもちゃんと連鎖になります。


■餌の連結
~火力向上に欠かせない

致死連鎖を目指すにあたって

非常に重要なのが餌の連結です。

ばくアニの計算式は

連鎖数」×「餌の数(+1)」×「動物の数

なので、餌の連結が増えれば増えるほど

火力も跳ね上がります。


また、後述しますが

餌の連結によって大きな段差ができると

連鎖を上に伸ばせたり、「多頭食い」を狙えたり、と

様々な利益があります。


餌の連結を大事にすることで、直接的にも間接的にも

火力の向上に繋がります。


■「多頭食い」の狙い方
~縦長の形と大きな段差

階段連鎖の「多頭食い」は、

下の塊の段差を利用して

縦に並べた動物と餌を接触させるのが基本です。


この「多頭食い」を起こすためには、

複数の動物、動物以上の餌はもちろん必要ですが、

動物の数以上の段差も必須です。


たとえば動物ブロック「3」個の「多頭食い」を狙う場合、

3」段以上のずれを起こす必用があります。

もしも動物ブロック「3」個に対して

段差が「2」段以下しかなければ、

暴発してしまったり

動物に餌が届かなかったりして失敗します。

このため、階段連鎖の「多頭食い」を狙うには

大きな段差を作ることが重要になるのです。

そして「階段積み」では、

餌を縦長に高く伸ばすことで

大きな段差ができます。

「階段積み」を組むときは、

餌を伸ばすことを意識しましょう。


■「階段積み」応用
~全ての段差を利用した連鎖

応用になりますが、階段連鎖が消える際は

下の塊だけでなく上の塊も段差として利用可能です。


たとえば2列目に下の塊、3列目に上の塊の階段連鎖がある場合、

普通は2列目の下の塊を使って1~2列目に次の連鎖を作りますが、

上の塊も使うことで、3~4列目や2~3列目にも

次の連鎖を作ることができます。

これを利用することで、

最下段で横へ横へと連鎖を伸ばすだけでなく

上方向に連鎖を伸ばすことも可能になります。

また、「多頭食い」を狙う際も非常に役立ちます。

1つの段差で作ることも

複数の段差を組み合わせて作ることも可能です。


■「階段積み」の発火点
~工夫次第では窮屈さを軽減できる

「階段積み」では基本的に

連鎖の頭にある下の塊、則ち

最下段の餌や動物を消して発火します。


発火したい時にお目当てのブロックが

すぐ来てくれれば良いですが、

これがなかなか来てくれないのが

ばくアニというゲームです。

特に発火点が餌(動物待ち)の場合、

数十手発火できないなんてこともザラです。

ただし、発火点周辺に空間的余裕があれば

受けを広くすることも可能です。


たとえば発火点の餌の傍に

予め同色の動物を配置しておけば、

餌/動物待ちになります。


連鎖完成前に発火用の動物を引いた場合も

このように貴重な動物を無駄無く利用できます。

他にも、連鎖の頭付近に大きめの連結があれば

このように複数の発火点を構えることも可能です。

※骨/犬/バナナ/猿/笹/パンダ発火

(少々やりすぎ)


基本的に「階段積み」の発火点は

とても繊細且つ窮屈なので、

なるべくなら余裕を持たせて

発火しやすい形を構えたいところです。

その余裕を確保するのであれば、

少ない連鎖数で致死に仕上げたり

連鎖を上に伸ばしたりして

フィールドを横方向に使いすぎないことも

重要になります。


【おわりに】

「階段積み」の基本はこのような感じです。

「階段積み」は直感的に分かりやすく

連鎖数を稼ぎやすい定形ではありますが、

がむしゃらに5連鎖(飽和)まで作って終わり!……ではなく

しっかり餌の連結を大事にして組むことも重要です。


では、餌の連結を軽視して

闇雲に連鎖数を稼ぎに行くと

一体どうなってしまうのでしょうか。

それについては次回解説したいと思います。


今回はここまでです。



次:ばくアニ解説:「階段積み」編(2)~嵌まりやすい悪循環