2021年1月24日日曜日

ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(3)~発展

  ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(3)~発展

【はじめに】

前回「私的定形(仮)」の基本形を紹介しました。

基本的には3連鎖目に高火力「多頭食い」を狙うので、

その3連鎖目に使う色のブロックが沢山来れば

あっという間に致死連鎖が完成します。


しかし、そう都合の良いブロックばかり

沢山来るとは限りません。

3連鎖目のブロックがあまり来なければ、

当然、3連鎖目の高火力は見込めません。


そこで、今回の解説では

他の色のブロックに偏った場合

大まかな方針を紹介します。


【がいよう】

■ばくアニの偏り
~狙いのブロックが来る保障はない

■3連鎖目に期待できない形
~他のブロックで高火力を狙う

■二の矢
~4連鎖目

■三の矢
~5連鎖目

■順不同
~かなり融通が利く形

■周りをなるべく動物で囲う理由
~発火点にも連鎖にも使える


【ほんぺん】

■ばくアニの偏り
~狙いのブロックが来る保障はない

ばくアニは、8種類ものブロックが

偏りの調整なくランダムで来るゲームです。

そのため、

特定のブロックが来るのを待ち続けているけど

数十手かけても来ない!

……といった事がよく起きます

[永遠に来ないパンダの図]

それを考えると、

狙いの連鎖構築に必要なブロックが来るまで

延々と他のブロックを捨て続ける

という方針に固執するのは非常に危険です。

完成までに何手かかるのか

(そもそも完成するのかどうかさえ)

全く見当も付かないのですから。


狙い通りの連鎖が組めない場合は、

・連鎖完成を諦めて不完全発火する

・偏った他のブロックを利用して致死連鎖を作り上げる

何れかの方針へ切り替えることも大切です。

また、可能な限り

なるべく後者の方針を多くして

致死率を上げたいところです。


■3連鎖目に期待できない形
~他のブロックで高火力を狙う

これまで解説してきた通り、

「私的定形(仮)」では主に

3連鎖目の高火力「多頭食い」を狙います。

しかし、その3連鎖目に使う餌があまり来ない

或いはそもそも動物が全く来ない

(「多頭食い」にすらならない)

という事はよくあります。

そうなってしまうと、

3連鎖目の火力には全く期待できません。


しかし、実は

ここまで組めているのであれば、

これから紹介する方法によって

高火力「多頭食い」を狙うことができます。


3連鎖目の色のブロック(兎・人参)が少ないという事は、

他のブロック(犬・骨猿・バナナパンダ・笹)が多い

という事になります。

そこで、3連鎖目に拘らず

これら他のブロックを使って

高火力「多頭食い」を狙おうというわけです。


寧ろここからが「私的定形(仮)」

醍醐味とも言えます。


■二の矢
~4連鎖目

[多頭食いにすらならなかったの図]

この図では3連鎖目の餌(人参)が2個、

動物()は初手の1個しかありません。

ここで予告にも

狙っていたブロック(兎・人参)が全く見えない場合、

3連鎖目が大きくなる見込みは非常に薄いです。


このような時は、他のブロック達の出番です。

最初に作った挟み込みの周りには、

3連鎖目の動物()以外にも、

2~3連鎖目で使わない色の動物(パンダ)が

複数待ち構えています。

これを利用して

「多頭食い」を作ってしまいましょう。


具体的には、3連鎖目の餌(人参)の上に

他の餌()を積み上げます。


まずは試しに餌()を乗せてみましょう。

これを発火してみると

[1~3連鎖目]

3連鎖目が消えた後、

その位置に餌()が降ってきて

[3~4連鎖目]

4連鎖目に大きな「多頭食い」が起きます。

見事ブロックの偏りを活かして

高火力を作ることが出来ました。


また、もう片方のブロック(パンダ・笹)に

偏った場合でも、

同様に餌()を上に積み上げることで

やはり4連鎖目に

大きな「多頭食い」が起きます。

[1~3連鎖目]

[3~4連鎖目]

このように、どちらの色に偏っても

高火力の4連鎖を狙うことができるのです。

[連鎖シミュgif]


■三の矢
~5連鎖目

3連鎖、4連鎖ときて

もう一色残っているということは、

勿論それを使って

5連鎖目の「多頭食い」を狙うことも可能です。

[5連鎖狙いの図]

4連鎖目の餌(/)の更に上に

5連鎖目の餌(/)を乗せることで、

やはり同様の「多頭食い」が起きます。

[連鎖シミュgif]


■順不同
~かなり融通が利く形

このように、実はこの「私的定形(仮)」

3連鎖目だけではなく

4~5連鎖目を狙うことも可能、

しかも順番はある程度自由となっています。

最初の挟み込みさえ組めてしまえば、

あとはかなり融通が利きます。


※補足

更にいうと、場合によっては

3連鎖目ですら挟み込みに拘らず

他の色にすることもできたりします。

[挟み込みの色を後回しにできるの図]

要するに、ココに餌が投げ込まれれば

対応する動物が喰らいついて連鎖になり、

その動物が複数なら「多頭食い」

自動的に起こるというわけです。

「私的定形(仮)」では、ココになる空間を作るために

最初に挟み込みを作っていたわけです。


この応用として、縦長の形さえあれば

同じような連鎖を組むことができるのですが、

今回の解説では割愛します。


■周りをなるべく動物で囲う理由
~発火点にも連鎖にも使える

前回の解説で

挟み込みの周りは

なるべく動物ブロックを使って囲う

ことをオススメしましたが、その大きな理由は

・発火できる確率が高まる(前回の解説)

・後々の連鎖に活用できる(今回の解説)

この2点です。

周りの動物ブロックは

発火点にも連鎖にも見ることができるので、

貴重な動物ブロックを無駄なく利用できます。

発火したい/連鎖を作りたいけどなかなか動物が来ない!

というリスクが軽減されるのは、

ばくアニのゲーム性を考えると

非常に大きなメリットといえるでしょう。


【おわりに】

今回で「私的定形(仮)」の狙いはほぼ語り尽くしました。

実戦ではここから更に付け足したり、変形したり、

或いは上手く組めなかったりという事もよくあります。

そんな時でも、ここまで紹介した形と狙いを意識していれば

致死連鎖への道筋を見失わず

自然と致死を狙う事ができるはずです。


序盤に動物が沢山来たとき

どう捌けば良いか分からない!

という人は、

是非この「私的定形(仮)」を参考にしてみて下さい。


そして、お腹を空かせて待っている動物達に

沢山餌を食べさせてあげましょう。

(※ばくアニは主人公が飼育係を目指すゲームです。)


今回はここまでです。


前:ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(2)~基本形


2021年1月9日土曜日

ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(2)~基本形

 ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(2)~基本形


【はじめに】

前回「私的定形(仮)」の骨子となる連鎖を紹介し、

その狙いを説明しました。

今回からいよいよ「私的定形(仮)」の説明に入ります。


今回の内容は

「私的定形(仮)」の基本形とその手順です。


なお、初めに断っておきますが

この「私的定形(仮)」

最初に動物が来た場合に使います。

逆に、初手から餌がばらばら来るような配給には

この「私的定形(仮)」は不向きです。


※補足

初手で同じ餌ブロックが2個来た場合は、

似たような形を組むことができます。

後程おまけで紹介します。


【がいよう】

■「私的定形(仮)」基本形の手順
-1.挟み込みを作る
-2.(主に動物)ブロックで周りを囲う
-3.2連鎖目の動物を準備する
-4.発火してみる

■おまけ
~初手で同じ餌が来た場合


【ほんぺん】

■「私的定形(仮)」基本形の手順

それでは手順の紹介です。

慣れてきた人は、多少前後しても大丈夫です。

ツモによって使いやすい所から作って行きましょう。


-1.挟み込みを作る

まずは挟み込みの形を作ります。

このあと左右に色々作るので、

なるべく中央(3~4列目)に作りましょう。


初手で1段目に動物(ここでは)を置き、

その上に別の色の餌(ここではバナナ)を上に積み上げながら

動物()と同じ色の餌(人参)が来るのを待ちます。

間に挟む餌(バナナ)は何個でも大丈夫です。

1個でも問題なく組めますが、

高く積み上がるほど大きな「多頭食い」を狙えます。

同じ色の餌(人参)が来たら、

どんどん上に積んで伸ばしましょう。

餌(人参)の数が多ければ多いほど、

強力な攻撃になります。


-2.(主に動物)ブロックで周りを囲う

挟み込みが完成したら、その周りを囲うように

他のブロックで左右の列を埋めましょう。

優先順位は

挟み込みと同じ色の動物()>>任意の動物>餌

です。

同じ色の動物()が来るのを待ち、

積極的に「多頭食い」を狙いましょう。


この位置に置けば「多頭食い」になります。

特にこの位置は、

挟み込みの高さに関係なく「多頭食い」が確定します。

序盤早々に同じ動物()が来た場合、

まずはとりあえずここに置くのがオススメです。

また、「多頭食い」狙いの動物()以外に関しても、

挟み込みの周りは

なるべく動物ブロックを使って囲うことをオススメします。

(詳しい理由は後々解説します。)


-3.2連鎖目の動物を準備する

間に挟んだ餌(バナナ)を食べる動物()が来るのを待ち、

この位置に置きます。

この部分が「私的定形(仮)」の2連鎖目になります。

これでいつでも発火可能です。


-4.発火してみる

それでは発火してみましょう。

2連鎖目の動物()の下にあるブロックを

どれでも良いので消してみましょう。

どれを消しても連鎖が成立するので、複数の発火点が存在している状態です。

特に、発火点が動物ブロックであれば発火できる確率が高まります。

これが、挟み込みの周りをなるべく

動物ブロックで囲うことをオススメする理由(のひとつ)です。


実際に消してみます。

の下にあるブロックを消すと

が1段落ちてバナナと接触し、

消えたバナナの上にあった人参が落ちてきて、

待ち構えていた達が一斉に喰らいます。

見事に「多頭食い」ができました。

3頭食い以上ができた場合、

これだけでも充分致死量を狙えたりします。

[連鎖シミュgif]

■おまけ

~初手で同じ餌が来た場合

初手から同じ餌が複数来た場合、

似たような事ができます。


中央に2連鎖目の餌(バナナ)を縦に積み上げ、

左右に動物()、上に同じ色の餌(人参)を置くことで

このような形から「多頭食い」を狙えます。

ちょうど「私的定形(仮)」の1段目が無い形です。


元の形と比べると、1段目が無いぶん

動物を接触させるスペースや

発火点が少なくなっていますが、

概ね同じような感覚で組むことができます。


【おわりに】

「私的定形(仮)」の基本はこんな感じです。

それなりに安定して3連鎖目の「多頭食い」を狙えます。


しかし、この「多頭食い」だけでは致死量にならないことも多いです。


※補足

たとえば3連鎖目2頭食いで致死量を狙う場合、

最低でも餌8個以上は欲しいです。

[3連鎖餌8個2頭食い]

その為、この「私的定形(仮)」を軸に致死連鎖を狙うのであれば

場合によっては他の方法で火力を稼ぐ必要も出てきます。


次回以降はそのあたりを解説できればと思います。



前:ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(1)~骨子

次:ばくアニ解説:「私的定形(仮)」編(3)~発展